一般的に完全栄養食は、栄養バランスのとれた食事を外食より安価に、自炊より手軽に摂れることがメリットとされている。
しかし、それだけでなく、自炊が不要になることは家賃や光熱費の節約にも繋がるというメリットがあることを私は言いたい。
従来的な完全栄養食のメリット
世間で一般的に挙げられるメリット
以下の利点は間違っていないが、不足している。
- 外食より安価
- 食事に要する時間短縮
- 自炊の手間がない
- 栄養バランスを考える必要がない
以上のメリットに、独自の利点を付け加えていく。
新たな視点で浮かび上がるメリット
調理器具が要らなくなる
先程述べたが、完全栄養食で生活するということは、自炊する必要がないということ。
つまり、調理用具が不要になる。
- ガスコンロ
- ナベ、フライパン
- おたま、鍋敷き、菜箸
こういったものを買う必要がない。
保管のスペースも不要だ。
加熱調理や洗い物が減るため、ガス代水道代も少なくなるだろう。
調理しないということは、生ゴミは大きく減少し、飛び散った油の掃除も要らなくなるということだ。
献立に迷わなくてよい
さらに、自炊ではないということは、献立を考える必要もない。
- 冷蔵庫の中身を思い出す
- 夕飯に何作るか迷う
- 特売の野菜を探す、買いすぎる
こんな時間的金銭的コストもかからなくなる。
完全栄養食は大抵ウェブサイトでまとめて数十食分を購入するため、お得に購入する方策はその時考えるだけでよい。
何をいつ食べるかも予め決めておけば、都度悩む必要はない。
そして、特売品を冷蔵庫内で腐らせる損失もなくなり、冷蔵庫サイズも小さくてよくなる。
キッチンを使わないので、部屋を広く使える
調理が不要になるタイプの完全栄養食を選べば、食事に必要なものはせいぜい5つだ。
- 必須:容器・皿・箸(ドリンクタイプ、パン用)
- 任意:電気ポット(粉を溶かすタイプのは、冬水道水だとつらい)
- 任意:計量器具(粉を溶かすタイプ用)
- 任意:トースター(パン用)
- 任意:電子レンジ(パン用)
炊飯器などを稼働させる電気代も、コンロを設置するスペースも不要だ。
これは、調理させる気のない激狭キッチン↓でも問題なくなるということだ。
このタイプのキッチン、料理させる気ないし早く絶滅してほしい pic.twitter.com/RUC0okU4jD
— 止揚、 (@stzero_phi) March 28, 2023
当然、こういった設備の部屋は、充実したキッチンを備える部屋よりは安く住める。
完全栄養食は自炊・外食の費用のみと比較されて高価と言われがちだが、完全栄養食により家賃を数万円単位で引き下げることができるという視点も忘れないでほしい。
まとめ 完全栄養食で実現する生活コスト(金銭・時間)の削減
金銭コストの削減
以下のコストが削減できる。
- 家賃(充実したコンロが不要なため)
- 冷蔵庫の代金(自炊するより小さい冷蔵庫でよくなるため)
- ガスコンロ・調理器具代金(調理しないので不要になるため)
- ガス代(加熱調理しないため)
- 水道代(洗い物が減るため)
完全栄養食にするだけで、数万円は毎月の支出を抑えられるだろう。
時間的コストの削減
金だけでなく、時間も節約できるのが完全栄養食だ。
- 献立を悩む(思考コスト)
- 栄養を考慮する(思考コスト)
- 特売日を把握する(記憶コスト)
- 調理・盛り付けをする(時間コスト)
こういった、時間や思考を費やす必要がなくなる。
その他些細なメリット
調理しないということで、油が散りにくく、生ごみの発生が抑えられる。
- ハエやゴキブリが生じにくい
- ゴミ捨ての頻度が下がる
- キッチンの掃除が楽になる
など些細ながら嬉しいメリットもある。
ーーどんな完全栄養食にしようかしら…